第26回フェアリー入門のルールは背面です。
投稿締切は2025年1月15日(水)。
背面ルールの説明や作品募集の詳細は Web Fairy Paradise 第198号 をご覧ください。
フェアリー入門では「○○超入門」と題し、作品募集の告知とあわせて詳細なルール説明を行っています。創作上のヒントとなるように、さらに創作課題を出すこともたまに考えるのですが、やはりルール説明に注力した方がいいなと思っています。
そこで、本サイトで創作課題を出したいと思います。
もちろん投稿作品は創作課題を満たす必要はありません。必要に応じて創作のヒントとしていただければと思います。好きなように課題を改変したり拡張したりするのもよいと思います。
恐らく私のアイデアは偏っているので、課題に引っ張られすぎずにあくまでも参考程度に捉えていただければ幸いです。
捨駒
1.複数回の捨駒
「背面超入門」の例題1の初手は退路封鎖の捨駒。例えば玉の斜め4マスを捨駒で封鎖した後、玉の背後に角を打って詰ます構成を実現しよう。
退路封鎖にこだわらずに複数回捨駒を行う作品を作ろう。
2.邪魔駒消去
邪魔駒を消去する作品を作ろう。例えば下記のように背面らしさを盛り込もう。
・背面ルールのせいで、ある駒が邪魔
・ある駒が邪魔である理由に背面ルールは関係ないが、消去する方法に背面ルールが活用される
3.打ち替え
例題3では14桂を23歩に打ち替えている。これを「23歩→14桂→23歩」のように2回打ち替える構成に発展させられるだろうか。
例題3とは異なる駒種を使った打ち替えを考えてみよう。
詰上り
4.単騎詰
例題1は角の単騎詰、例題2は桂の単騎詰である。他の駒を使った単騎詰を考えてみよう。
5.浮遊感のある詰上り
例題5の詰上りでは、玉の移動先3マス(18・28・29)のうち2マス(18・29)に影の利きがある。より多くのマスを影の利きで抑える詰上りを考えて逆算しよう。
駒の軌跡
6.スイッチバック
スイッチバック(=駒の往復)を手順に含む作品を作ろう。背面ルールを使って通常では動けない軌跡で駒を往復させてみよう。
7.途中下車
例題4では龍が1手で18へ行くこともできるのに、一旦28を経由してから18へ動いた。経由地点を増やすことはできるだろうか。
8.趣向手順
玉をたくさん動かしたり、規則的な繰り返し手順が現れたりする作品を作ってみよう。
禁手
9.打歩詰
打歩詰を利用した作品を作ろう。攻方が打歩詰を打開/回避したり、受方が打歩詰局面に誘導したりする展開が考えられる。
10.二歩禁
二歩禁を利用した作品を作ろう。攻方が二歩を回避したり、受方が二歩の局面に誘導したりする展開が考えられる。
11.行き所のない駒
背面では行き所のない駒はない。これを利用した作品は作れるだろうか。例えば「a)協力詰 b)背面協力詰」のようなツインは作れるか。
背駒
12.複数回の背駒
背駒が複数回登場する作品を作ろう。
13.移動背駒
盤上の駒を移動させる背駒を考えよう。できれば連続で移動背駒を行おう。
14.複数層での背駒
ツインや複数解を利用し、例えば一方では角の背駒、他方では飛の背駒を行う作品を作ろう。可能であれば層を増やそう。
合駒
15.背面特有の意味付けの合駒
合駒の種類が限定される理由に背面ルールが関係する合駒を考えよう。
16.利き変化合駒動かし
合駒の利きを変化させ、本来の利きでは移動できない場所に動かそう。
参考 フェアリー手筋カード集 22-1 利き変化合駒動かし
https://k7ro.sakura.ne.jp/wfp/FCard/CardList.html
限定打・限定移動
17.背面特有の意味付けの限定打・限定移動
線駒の打点や移動先が限定される理由に背面ルールが関係する限定打・限定移動を考えよう。
成生
18.成/生限定
背面特有の意味付けで成または生に限定される手順を考えよう。
19.連続不成
連続で不成を行う作品を作ってみよう。
20.成らせ
地点Xにある受方駒を成らせ、その駒を地点Xに戻してから詰ます手順を考えよう。